新たな課題で各研究部会を開催

6月11日に「環境教育」研究部会が開催され、これで3部会の第1回研究部会が終了しました。この環境教育部会では今年度新たに「身近な環境に目を向ける」取り組みを課題にあげました。第1回は研1506 環境研究部会究員である石政連議員から、それぞれの地域での環境施策を紹介いただきました。共通する課題としては、国の動向を反映して太陽光発電補助が縮小する傾向にあること、一方で木質バイオマス活用の動きが拡大しつつあることです。金沢市では自治体独自に水力発電事業を持っていることが特徴であり、小松市では木場潟の水質改善事業に取り組んでいることなどが紹介されました。部会では、8月19日に白山市鶴来を会場にフィールドワークと公開講座を計画しています。  

これより前、5月27日は「教育政策」研究部会が開催されています。第1回のテーマは「子どもの貧困」対策、この4月からスタートしている国の「生活困窮者支援制度」が県内自治体でどのように具体化されているか、制度のあらましを学習し、金沢・七尾・白山市の「子どもの学習支援」制度を確認しました。この内、金沢市では中学生対象に1回2時間、月2回の教室を開催しています。実態として対象者に対し、受講者が少ない現状にあり、保護者への周知等でまだまだ課題があるとのことでした。白山市では訪問形態で実施、七尾市でも同様の形態で実施予定とのことでした。子ども支援=学習支援で良いのかどうかも含め、教育総研でも調査研究の必要があります。なお、部会では7月4日に公開研究講座を地場産業センターで10時より開催します。国が教科化を企図する道徳教育について講演と意見交換を行います。

5月28日は「平和教育」研究部会。今年度の継続的なテーマは、学校における「平和教育」のあり方です。石川県教組が40年取り組んできた実践、今日の学校の多忙化と学力向上一辺倒のなかで、形骸化が心配されています。改めて教育総研としてどのような提言ができるのか、議論を始めることになっています。また、部会の公開研究講座はこの6月14日、金沢を会場にフィールドワークと講演会を開催し、今年も貴重な戦争体験談をお聞きします。

1505 教育政策2  1505 平和部会

 

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