今一度、放射線教育を

2015年3月11日で東日本大震災の発生から4年目となりました。そして今なお東京電力福島第1原発事故で12万人が避難生活を強いられている福島の現実があります。国は昨年より順次避難指示区域の解除を始めていますが、対象住民の帰還は十分に進んでいない現状にあります。線量の高い地点を残したままの除染への不安、加えて第1原発の廃炉や汚染水対策が一向に収束の目処が立たないことも加え、放射線被曝への懸念が払拭されていないと聞きます。

放射線副読本のりようにあたり・表紙今年度当初に文科省は小学生用と中・高校生用として「放射線副読本」配布しました。いしかわ教育総研「環境教育部会」では、原発事故直後(2011年)に発行された副読本に比べて、事故の記載や放射線リスクに触れるなど、一定の改善が見られていることから、資料として利用できると判断しました。そして「安全神話」に基づく表現や、放射線リスクを過小評価した表現などを逐条的に批判・分析し、見解を付け加えながら、学校現場で、様々な機会を通じて実践に活用できるよう、取りまとめを行いました。あの事故の教訓を風化させないためにも、今一度、放射線教育を。

          
     放射線線副読本の利用にあたり(PDF版)

 

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