加賀市、小松市に改めて撤回を要請

9月1日の金沢市の歴史教科書採択に引き続き、9月2日に加賀市、9月3日に小松市がそれぞれ、来年度からの中学校歴史・公民教科書の育鵬社版を採択すると発表しました。いしかわ教育総研(以下、教育総研)はその歴史認識に問題があり、事実誤認も認められるとし、公民教科書も子どもたちに手渡す教科書としては適切ではなく、採択を撤回されたいとの要請書を両市へ9月3日に送付しました。

その後、育鵬社版公民教科書の見本本を入手し、確認したところ、掲載されているはずの「江戸しぐさ」記述が削除されていました。早速、教科書問題に詳しいジャーナリストに問い合わせを行ったところ、4月の文科省への申請本には掲載があったものの、展示会閲覧用の見本本には削除されたことを確認いたしました。なぜ、この申請本で文科省が検定を通したのか甚だ問題だと言わねばなりません。とにかく、この「江戸しぐさ」には歴史的検証がなされていないと、各方面から指摘があり、教育総研の3日付要請書にも「教科書は偽書」として批判の中心に取り上げましたが、一連の経緯を把握していなかったことは、教育総研としては確認が不十分でありました。

[20150919]DSCN5650以上の経過から、教育総研として、9月15日の事務局会で要請書を作成しなおし、改めて加賀・小松市の両教育委員会への16日付撤回要請書を送付しました。以下に、改定した要請書を掲載します。写真は9月3日の記者会見、左から盛本県議、田村所長、古河事務局長。

        小松・加賀市への再要請(PDF)

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