平和教育実践、いかに継承

dscn09898月25日、2回「平和教育」研究部会が開催されました。今回は七尾強制連行問題を調査する会・角三外弘さんから、「七尾の中国人強制連行」について実践報告をいただきました。角三さんは七尾港の港湾荷役に強制連行された中国人が働いていたことから、1970年代から調査を重ね(実数399人判明)、1996年から3回にわたり、中国に調査に渡り、生存者の方から聞き取りをしました。その後、全国で始まった戦後補償裁判とともに、七尾でも2005年に提訴、地裁・高裁を経て、2010年の最高裁での敗訴まで粘り強く、裁判闘争にもとり組まれました。

16講演会チラシ-3-001同時に、県教組の人権教育教材集など、子どもたちに事実を伝えるため様々な資料作成もされていますが、最近は問い合わせも少なくなったそうです。教育総研では、昨年度の「新たな平和教育に関する提言」の中で、若い教職員に実践を継承して行くことの大切さを指摘しました。改めて、このような貴重な教材をどのように平和教育実践に活用できるのか、検討していくこととしています。

9月25日(日)に平和教育部会主催の公開研究講座が開催されます。(チラシ参照)

講師は宮岸清衛さん、「北陸満友会」を組織され、会長として、現在も「満州」での体験を語り継ぐ活動をされています。会場は近江町交流プラザ4F集会室、13:30開会。全国教研に参加された小松支部・沖谷嘉江さんからの実践報告もなされます。

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