育鵬社、小学校道徳教科書には参入せず

    3月26日、市民団体「こども☆未来☆教科書@かなざわ」(略称・こみきょー)が主催する、「《道徳の教科化》って何?」が、約40名の参加で開催されました。団体発足以来2回目となるこの学習会、おりしも道徳の教科化に伴い、8出版社が文科省検定合格との報道がなされた直後となりました。

    集会ではまず、教育現場で道徳の授業状況として、使用されている副読本には、県の地域教材もあり、文科省発行「私たちの道徳」の使用がここまで特別に強制されるような状況にはなかったことが報告されました。話題提供のDVD視聴し、その中で来年度採択の小学校道徳教科書には育鵬社が参入しないことが明らかにされました。

    参加者からの意見交換がなされ、現場教職員からは、教科書ができると使用に縛りがでてくることを懸念している。教科になると評価を課せられ、多様な考え方が認められなくなる、子どもたちも本音を言わなくなるのではないか懸念される。等々が出されました。

   まとめに立った、田村共同代表は、教科書は本来学問体系に基づいて作られるものだが、道徳は学問体系には基づかず、恣意的に作られるということに危険を感ずる。韓国では民衆の力で朴政権を打倒し、国定歴史教科書への政治介入も撤回させた。今後私たちもどれだけ言論の力で変えていけるかが問われている、とまとめられました。

 

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