6月2日、第1回平和教育研究部会が開催されました。今回は今年度の研究課題や年間計画、部会が主催する公開研究講座がテーマとなりました。
平和教育部会では、毎年この時期に県内に在住される戦争体験者をお招きして、「戦争体験を語り継ぐ」とする証言会を続けてきました。今年度、6月25日開催の公開研究講座は、戦争体験者である父親の靖国神社合祀に対し、「父は現憲法下では明らかな戦争犯罪人、その父を靖国の神として崇め奉ることは恥ずかしいことだ」として訴訟原告団の一員となった、加賀市在住の西山誠一さん(86歳)にお話を伺います。公開研究講座は名称通り公開されています。ぜひご参加いただけるようご案内します。
■ 日時 6月25日(日)13:30~15:30
■ 場所 加賀市教育会館
(加賀市大聖寺本町イ16 0761-72-0689)
これより先、5月31日に第1回環境教育研究部会が開催されています。新研究員も迎えて、昨年取りまとめた部会提言「環境教育を通じて子どもたちの安心安全を」について、再度青木賢人部会長より、解説をいただきました。地域の環境を理解することが防災教育に繋がる、「脅しの防災教育」を越えて「共生の防災教育」へ、青木部会長の提言は明解です。森本富樫断層が引き起こす地震確率の高さは徐々に知られてきていますが、教育現場での対応は十分とは言えません。教育総研では現場で学習の機会を持って頂くよう呼びかけています。
なお、8月17日、部会ではFWと公開研究講座を予定しています。今年度は能登地区・志賀町周辺、午前中のFWで10年前の能登半島地震の痕跡等を訪ね、午後の公開講座は青木部会長による「環境教育と学校防災を結びつける」とのテーマで講演会を開催します。会場は富来活性化センター(旧富来支所)、詳細は改めてご案内します。