第二能登丸の悲劇に迫る

12月7日、第4回の平和教育研究部会が開催されました。一連の報告事項の中で、県教組の担当から、今年度の「8.6、8.9を中心とした平和教育」の状況報告がなされました。その結果、全校集会で平和のとり組みを行っている学校は調査の8割、その内50%が8.6に実施、8.9と合わせれば、60%を越えています。学校の多忙化が問題視されている中でも、平和教育の意義が若い教職員にも少しずつ受け継がれているとのことでした。

今回の研究部会では学習会を設定しました。研究員の角三外弘さんに講師をお願いし、「地域と戦争『第二能登丸のそうなん』を中心に」とする報告を頂きました。角三さんは現職の時から平和教育にとり組み、中でも1945年8月28日に、七尾湾で機雷が爆発し、第二能登丸に載っていた28人が死亡するという事件を綿密に調査してきました。当時、教材化や映画製作にとり組まれてきたことは、広く知られています。近年、30年ぶりに当時の子どもたちがとり組んだ紙芝居が市の平和事業に活用されたり、地元港湾組合の現地調査にも参加されたとのことです。
 今年度、遭難事故の生存者への新たな聞き取りや当時敷設された機雷の実相が専門家の協力を得て判明するなど、角三さんの活動が相次いで報道されています。角三さんはこれまで集めた資料をまとめて、次世代に残していきたいと意欲を語られました。

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