拡大する神話教育に警鐘

       

   2月1日、「こども☆未来☆教科書@かなざわ」(略称:こみきょー)の総会が開催されました。教育総研はこの「こみきょー」を始め、県内市民団体とは連携して運動を進めてきています。会の冒頭には半沢英一・教育総研共同代表が講演に立ちました。テーマは「記紀神話の虚構性と学校での神話教育」。半沢さんは「古事記」「日本書紀」の神話的歴史が史実ではないこと、また神話と人権が矛盾することを確認し、社会科での神話教育のあり方を考えると趣旨説明。特に金沢市で採用されている育鵬社中学校歴史教科書での記述を紹介(誤りも指摘)され、日本会議がこの神話教育の推進役をしている。彼らの考え方の根幹は「教育勅語」があり、前川喜平・前文部省事務次官が山田洋二映画監督との対談で「そういう人たちが権力を握ってしまったので非常にあぶないと思っているのです。」と語っていると紹介されました。  神話は小学校教科書にも「史実ではない」としながらも記述が拡大されています。半沢さんは、神話は古代の伝承であり、世界人権宣言にあるような人権思想以前の物語であり、「人権を無視した差別は野放しになっている」と指摘。少しでもまともな教科書を選ぶことも大切だが、市民・教職員の見識を日本会議以上にしなければならないとされました。なお、講演の要旨については、PDFで添付します。
            2001 記紀神話の虚構性と神話教育  (PDF)

 総会では、小林信介・共同代表から「教科書採択にあたり、この教科書で民主主義が達成できるのか、人権が育つのか、批判精神が涵養されるのか、そうしたことが検証できるものでなければならない」と挨拶され、引き続き新年度に向けたとり組みを確認しました。特に2020年は中学校教科書採択の年に当たり、再び育鵬社のような教科書が密室で採択されないよう、採択時の教育委員会会議の公開を求め、署名運動を展開していくことが確認されました。

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