映画「教育と愛国」上映と監督トーク

斉加尚代監督の話では、これまで全国での上映で4万人が、自主上映でも5千人が鑑賞していただけたとのことでした。イギリスの映画関係者からは外国の映画祭の話も来ており、海外からも注目されています。香港でも教科書の書き換えが行われており、学生の市民運動など政府の都合の悪いことは書かれない動きが出ています。取材を通して感じたことは先生が語れなくなっている。「国葬」の疑問についてリベートした高校の授業を読売テレビが取り上げたが、職員室では触れられない雰囲気であった。学び舎の教科書を使用している学校に抗議のはがきが大量に届き大変な思いをしているが、送った教育会議の防府市長はこの教科書を読んだことがないとのことだった。
2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。
2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続いている。この映画は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、⼤阪・毎⽇放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録したものであった。

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