2023「七尾市平和展」のお知らせ

角三外弘研究員より
七尾市主催の平和展が今年も8月に開催されます。この平和展では2015年から紙芝居『第二能登丸のそうなん』が展示され、その後、関連資料も展示されてきました。今年は、『第二能登丸のそうなん』に加えて『七尾の大人』の紙芝居(復刻版)が展示されることになりました。『七尾の大人』は、1998(平成10)年に山王小学校6年生が、中国人と交流した近藤栄次郎さんの子どもの幹子さんから聞き取りしたことを紙芝居に表現したものです。この紙芝居は同年8月6日の山王小学校の全校集会(平和集会)で発表されました。この紙芝居『七尾の大人』(原本)は山王小学校の改築に際して廃棄されました。しかし、紙芝居の絵は写真データで残されており、せりふ(ナレーション)も保存されていました。こうしたデータをもとに、2023年春に紙芝居『七尾の大人』が復刻されました。この復刻版が今年の七尾市平和展に展示されます。
日 時  8月10日(木)~8月18日(金) 10:00~18:00 18日は15:00まで
      8月11日(金)、8月16日(水)は会場施設が休館のため、見学不可
会 場  フォーラム七尾(七尾駅前パトリア4F)
展示内容 ヒロシマ・ナガサキ原爆写真、市内小中学生の作品、紙芝居『第二能登丸のそうなん』『七尾の大人』、DVD上映、市内の戦争に関する資料 など

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七尾への中国人強制連行について
 太平洋戦争末期に、日本政府は閣議決定で中国人強制連行(「華人労務者内地移入」)政策を進めました。日本各地の鉱山や炭鉱、ダムなどの土木・建築現場、港湾や造船所など135の事業場におよそ4万人の中国人が連行され、働かされました。そのうち、およそ7千人が日本で死亡しています。 七尾港にも399人の中国人が連行され港湾労働に従事させられました。苛酷な労働、食糧・栄養不足、不衛生な環境の下で、死亡者15人、失明者64人が出ています(事業場報告書)。日本の敗戦後、中国人は要求闘争を行い、七尾の町は大混乱に陥りました(「七尾華工事件」)。1945年10月に中国人は七尾を離れ12月上旬には天津へ着きます。その後、1977(S52)年には七尾に一衣帯水碑(日中友好碑)が建立され、毎年8月15日に追悼の法要が続けられています。「七尾華工事件」が起きた頃に、湊町の理髪店主の近藤栄次郎さんは、出入りした中国人と交流し、人間的な付き合いをしました。当時小学生であった娘の幹子さんも中国人と交流しました。近藤幹子さんは2023年3月1日に逝去されました。合掌。
〒926-0021 七尾市本府中町カ45-7 角三外弘 Tel (0767)52-4889 Email:kakumi.sotohiro@gmail.com

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