平和教育に今年も戦争体験を映像化

 6月14日、平和教育部会が主催したフィールドワークと公開講座がこのほど、DVDに編集されました。製作は「映像集団こまつ」を主宰される本瑞昭さんです。DVDは午前中の軍都金沢の戦争史蹟をめぐるフィールドワークと午後の講演会を収録した2時間30分版と講演会をダイジェストした22分版があります。特にダイジェスト版は講師の星野啓次郎さんが皇民教育を受けて志願した海軍航空隊での理不尽な体験を語られ、難しい用語には解説が入っており、平和教育に活用しやすくなっています。
1507 heiwaDVD また、今回2011年6月の公開講座にお願いした、森原一(はじめ)さんの戦争体験もダイジェスト版を作製しました。森原さんは中国山西省で敗戦を迎えたが、その敗戦を受け入れられず、山西省の最高権力者閻錫山の軍隊に加わり、中国共産党八路軍と戦ったといいます。そうした戦争体験を切々と語られており、このダイジェスト版も22分です。
 なお、昨年2014年6月の公開講座、ヒロシマでの被爆体験を語られた西藤康広さんの講演ダイジェスト版28分も準備してあります。戦争体験者がきわめて少なくなっている中で、教育総研ではこのように貴重な戦争体験を映像として教材化しており、ぜひ今年の平和教育に活用していただけることを期待しています。

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