こんな教科書採択は許されない!

    9月に小松市・加賀市教育委員会は来年度から使用する中学校道徳教科書に懸念されていた「日本教科書」が採択されるなど、不透明な教科書採択が続いています。

 教育総研が事務局として参加する「子どもと教育を考える・いしかわ市民の会」では、今年も11月23日(金)に市民集会を開催します。これは、2015年に金沢・小松・加賀の3地区で中学校社会科教科書に育鵬社が採択されたことを契機に「公正な教科書採択を求める市民集会」として、各界から賛同者を得て、全県規模の集会を開催続けています。今年は3年計画の3年目、会場は「金沢ものづくり会館」となっています。(チラシ参照下さい)ぜひ、今石川県で何が起きているのか、講師の池田賢市さん(中央大学)から全国的な動向を明らかにしていただき、現場教職員が参加するパネルディスカッションも企画しております。公開された学習会ですので、市民の皆様の参加をお待ちしています。

 11月10日、加賀市の市民団体「子どもと教育を考える加賀市民の会」が、「育鵬社公民教科書を読み解く」として、独自に作成したパンフレット資料をもとに学習会を開催し、教育総研からも参加しました。共同代表・木村勝保さんが提案にたち、憲法、平和主義、人権、国民主権、個人と家族、そして原発がどう書かれているか具体的な指摘を行いました。参加した保護者からは、学校でこの教科書が教えられていることに不安を感ずるという意見も出され、市民に伝えることの大切さが議論されました。加賀市では今回の中学校道徳教科書の採択でも日本会議系と言われる教科書が採択され、全国的にも希有な地区となったとして、事態の深刻さに危機感が広がっています。

 

 

 

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